今回は蜜蝋ワックスを使用した、オイル塗装家具を美しく保つメンテナンス方法をご紹介します。
蜜蝋ワックスでメンテナンスを行うと木目の美しさを引き立てる自然な艶が出るため、ナチュラルな雰囲気が特徴のオイル塗装家具のメンテナンスに最適です。
ご自宅でも手軽にメンテナンスができるので、家具のメンテナンスにお悩みの方はぜひお試し下さい。
シトラスシールド プレミアムペーストワックスとは
カルナバロウ、蜜ロウ、オレンジオイルをブレンドしたメンテナンスワックスです。
無塗装の木部に限らず、ラッカー・ニス・オイル等で塗装した木部にも使用可能です。
持続性のある保護膜を形成することで家具に光沢を与え、天然木の木目の美しさを際立たせます。
また、強固な保護膜で家具表面をコーティングすることで、紫外線から家具を守り退色を防ぎます。
【注意】
ご使用前に必ず目立たないところで試用し異常がないかご確認の上、メンテナンス作業に取り掛かるようにしてください。
プレミアムペーストワックスを使用したメンテナンス方法
今回はショールームに展示しているオイル仕上げのチェアを使用して、実際に作業を行う様子と共にメンテナンス方法をご紹介します。
【注意】
座面や背もたれにファブリックを使用している椅子をメンテナンスする際は、ファブリック部分を養生してから作業することをおすすめします。
メンテナンスの手順
まずは、メンテナンスの手順についてご説明いたします。
- 1. 汚れを払い落とす
- 2. 傷などがある場合は適宜補修する
- 3. ワックスを塗布する
- 4. 余分なワックスを拭き取る
傷や気になる汚れが無い場合は、埃などを簡単に払い落としてからワックスを塗布作業だけでも結構です。
傷や汚れは無いけれど、少し表面がカサついている場合には♯400程度のサンドペーパーで全体を軽く研磨した後にワックスを塗布していただければ十分に綺麗になります。
メンテナンスを行う頻度は、目安として1年に2回程度のメンテナンスで十分かと思います。
乾燥する冬に備えて秋ごろに1回、暖かくなってきた春ごろに1回メンテナンスするのがおすすめです。
作業に必要なもの
・シトラスシールド プレミアムペーストワックス
・サンドペーパー(♯240~♯400程度)またはサンドシート
・ウエス
作業手順
まずは全体的に埃を払い落としながら、傷などがないか確認していきます。
今回は傷が見受けられなかったため、木部表面を整える程度にサンドシートを使用して木目に沿って研磨します。
この時、すり傷やへこみ傷のある場合は、その補修方法を下記のブログでも詳しくご紹介していますので、こちらを参考にして傷の補修を行ってください。
[clink url=”https://www.marukinkagu.net/maintenance-table-dent/”] [clink url=”https://www.marukinkagu.net/maintenance-chair-oilfinish/”]研磨時に発生した木くずを取り除いた後、ワックスをチェアに塗布していきます。
きれいな柔らかい布にワックスを適量取ります。
使用量の目安は5g/㎡程度になります。
ワックスを円を描くように薄く均一に塗布します。
全体にワックスを塗布後、約3~5分程度乾燥させます。
ワックス塗布後に長時間放置すると、ワックスが固まってしまって拭き取り作業がしづらくなる場合がありますのでご注意ください。
最後に、乾いた柔らかい布で磨くように拭き取ります。
木部表面に艶感が少なく、コーティングが完全でないようであれば、再度ワックスを塗布してください。
特に、無塗装の木部では繰り返し塗布が必要な場合があります。
メンテナンス前後の様子です。
木部表面に光沢が現れており、保護膜が形成されていることが確認できます。
作業時間は1脚あたり30~40分程度でご自宅でも簡単にメンテナンスが可能ですので、木部のカサつき等が気になる方はぜひ一度お試しください。
メンテナンスグッズ
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