家具の「無垢」と「突板」のメリット・デメリット・違いなど
多くの木製家具の木部の表面は「無垢(材)」と「突板」からできています。(その他は人工の化粧ボード)
それぞれのメリット・デメリットや違いなどを知り、よりお客様に適した家具を選ぶ物差しの1つになればと思います。
無垢(無垢材)とは
読み方:ムク(ムクザイ)
無垢材は木そのものを指し天然の丸太を切り整えて製材した板のことを表し、自然の風合いを楽しめます。
▲ リビングボード(左側) 本体(天板など):突板 扉・引出し前板・脚:無垢材
リビングテーブル :天板厚み50mmの無垢材 ソファ 木枠 :無垢材
無垢(無垢材)のメリット
・自然な風合いを楽しめ味わいがある
・重厚で質感があり、丈夫
・経年変化が楽しめる
・修理が簡単にできる 多少の傷が味になる(オイル塗装の場合)
無垢(無垢材)のデメリット
・継ぎ目がある(一枚板でない場合)
・お手入れが必要(オイル塗装の場合)
・自然物なので環境変化の影響を受ける(特にオイル塗装の場合)
突板とは
読み方:ツキイタ
丸太を薄く約0.2~0.6mmほどにスライスしたものを芯材(MDF、集成材、ベニヤなど)の上に貼り付けたもの。
突板の歴史は古く、海外のアンティーク家具にもよく使われています。
突板のメリット
・無垢材のように木目の個体差がなく均一化された木の風合いを楽しむことができる
→ 節や木目などの個体差が気になる人にはオススメ
・継ぎ目なく作ることができるので、美しい木目模様などデザイン性のある家具をつくることができる。
・希少性の高い材や高級な材を使いやすい
・価格が比較的低め
・無垢材に比べると軽量で、移動する際に扱いやすい
突板のデメリット
・大きい傷の場合 芯材(下地材)が見えてしまう場合がある
・環境の変化により はがれる可能性がごくまれにある
▲ 前板は無垢材、天板は突板の国産TVボード パラレル
前板は無垢の集成材ですが材をそろえて繋げているので、繋ぎめが気にならず美しい仕上がりになっています
▲ 天板は継ぎ目のない突板を使用しているので、美しい木目が楽しめます
まとめ
家具の中でも特にテーブルは天板の面積が大きく 日々 目にする&触れる機会が多いので、無垢と突板、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分の趣向・ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
特にウォールナット材やオーク材は世界的な人気で良い材が不足し、年々 木材価格の高騰が進んでいます。
そこに新型コロナウイルス禍なども加わり、今後さらに木材はじめ人工材の高騰が続いていくと思われます。
それに伴い無垢材家具などの価格の値上げや素材の変更を行うメーカーが増えています。
家具を買う必要がある場合は 「早めに良い家具を購入し長く使う」
が 賢い家具の買い方だと言えるでしょう。
大阪マルキン家具おすすめ・突板ダイニングテーブル
サイズやカラーが選べる、突板ダイニングテーブルTOMEの詳細はこちら
スタイリッシュな脚が特徴的、突板ダイニングテーブルKIZAの詳細はこちら
大阪マルキン家具では、セレクトされた無垢材や突板の家具を多数展示、細やかな接客で 質感を体感しながら、お客様にふさわしい家具選びのお手伝いをいたします。
皆様のお越しをお待ちしております。
▲ 左側:丸テーブル(天板:無垢材 脚:突板)
家具やインテリアについての相談・ご来店予約などを受け付けております。
大阪マルキン家具では、「ご来店のご予約」を承っております。
また、「ZOOMなどによるオンライン相談」も可能です。
家具やインテリアについての相談・ご来店予約のページはこちら
お電話でも承りますので、お気軽にお問合せください。
お問合せ先:06-6641-0467
営業時間:10:00~19:00(定休日:水曜日・木曜日※火曜日は完全予約制)