友人の紹介で ミシュランで奈良県ＮＯ１の創業百余年の老舗旅館
春日大社すぐ横にある「四季亭」さんに宿泊しました。
部屋数が9室だけという贅沢な旅館で、随所に日本的な心配りが感じられました。
広い玄関を通って まずはお茶室へ。
お茶室で、抹茶と茶菓子をいただきました。
椅子とテーブルがあるので 気楽にいただけます。
古都に来たなと 軽く感傷にひたりながら、ほっこりしました。
ここの旅館は玄関で靴をぬいでから、廊下も全て畳なので、歩きやすく疲れにくく、
足の感触が心地よいです。
「養老」という部屋に泊めてもらいました。
案内されて入ると 鹿の置き物と奈良の山々を描いた壁面が 目に入りました。
奈良の景色しか描かない 水墨画作家 大和路比古氏の作品だそうです。
引戸の襖絵にも 鹿や鳥が描かれていて 、あたたかい気持ちになりました。
お部屋でも和菓子をいただきました。
部屋は3室あり、風呂は檜風呂でした。
昔ながらの鏡台も風情をそそります。
1階に浴場もあります。
店主さんに空いてるお部屋を案内してもらって 気づいたのですが、
茶室として使えるよう、 炉を切ってある部屋が 全ての客室に ありました。
ある部屋では 宿坊を思わせるような造りが施されており、訊いてみると 春日大社の宮大工の方に
造っていただいたそうで、宮中に居るような気分になります。
部屋の天井が高いのも そのせいなのでしょう。 和式のお部屋なのですが とても広々として解放感がありました。
夕方、友人たちと待ち合わせをし、奈良の街で 美味しい日本酒とお魚を楽しみました。
とても美味しかったので ついお酒を飲み過ぎてしまい、
旅館に帰ってから 服も着替えず そのまま寝てしまいました。。
朝はゆったりした朝食と10カ月の娘の対応と妻への遠慮で 浴場に行く時間がなかったので
部屋風呂があり 助かりました。
もちいどの商店街 入口付近にある「薬ｚｅｎ拓」
店構えからは想像のできない本格的な日本酒とお魚のお料理やです。
畳の部屋があったので 赤ちゃんといっしょの私たちにはありがたかったです。
とても美味しいだけでなく、 けっこう安かったのが驚きでした。
店主の千原さんも とても愛嬌のある方で 何度も立ち寄りたいと思いました。
四季亭の朝のお料理
器もキレイで 目でも楽しめました。 奈良ならではの茶粥 がいいですね。
お部屋でくつろいでいると あっという間にチェックアウトの時間になってしまいました。
日本好きの外国の観光客がこの旅館の存在を知れば、 かなり人気が出るのではないかと思いました。
私たちも なにかの御祝い事など節目の時に また泊まりたいです。
ランチも友人に教えてもらい 昔からある洋食屋 「あるるかん」に行きました。
夕食のお店と同じ 商店街にあり、一見すると 観光客目当ての普通のお店かと思いきや、
とても味わい深い美味しいお料理をいただきました。
友人の勧めでシェフお任せコースを作ってもらい、メニューにない絶品ピラフもいただきました。
なんでも 老舗の菊水楼のセカンドシェフだった方が されているそうです。
観光地では 観光客目当ての レストランが多いので、地元の舌の肥えた友人は 本当にありがたいです。
お料理だけでなく良い方々を紹介いただき、とても楽しく有意義な 旅行になりました。
ありがたい御縁に感謝です。
奈良公園にて
初めて鹿にふれた娘が 「ワンワン」と言ってとても喜んでいました。
4つ脚の動物なので 犬 と認識したんでしょうね。娘にとっても いい体験ができたようでよかったです。
