丹波篠山にも、秋の深まりがはっきりと感じられる季節になりました。
朝夕はひんやりとした空気が流れ、
庭のもみじも日に日に赤みを増しています。

先日、家族で公園へ出かけ、外でお弁当を広げました。
竹の皮に包んだお結びは、
開いた瞬間ふわりと良い香りが立ちのぼり、
子どもたちは嬉しそうに
「おいしそう!」と目を輝かせていました。
自然の中で食べるご飯は、不思議と心も体もやわらかくしてくれます。

その道すがら、
子どもが「これきれいでしょ」と拾ってくれた
綺麗なグラデーションのもみじの葉たち。
小さな手に握られたもみじの葉が、季節の移ろいをそっと知らせてくれました。

家では、飼っているうさぎが庭を駆け回り、
落ち葉の上を軽やかに跳ねるその姿に、
思わず笑みがこぼれます。


こうした小さな景色の積み重ねが、
日々の暮らしを、より豊かにしてくれるのだと感じます。



