水や汚れに強いウレタン塗装の家具でも、テーブルやチェアの様に毎日触れるお気に入りの家具はどんなに気をつけていても傷が付いてしまうものです。
オイル塗装の家具であれば研磨して補修することができますが、ウレタン塗装の家具はDIYでの再塗装が困難なことから細かな傷でも研磨して補修することが簡単にはできません。
そこで今回はテーブルやチェアなどによく用いられるウレタン塗装で仕上げた家具の、小さな傷に対する補修方法として「タッチアップ」をご紹介します。
タッチアップは、部分的な塗装の剥がれや角部分の傷補修に有効的な方法で、ホームセンターなどで購入できるタッチアップペンを使用して作業を行います。
今回タッチアップを行う製品は、ウォールナット材にウレタン塗装を施したチェアで、配送途中に傷が付いてしまったものを使用します。
【注意】
大きなへこみや欠け、テーブル天板のクリア層や塗膜の剥離、広範囲にわたるタッチアップは補修箇所が余計に目立つことになるためご注意ください。
作業に必要なもの
・タッチアップペン
・ウエス
タッチアップペンは数色ご用意いただくと、使い分けなどの点からきれいに仕上げることができますので2~3色ご用意いただくと便利です。
また、水性塗料を使用したマーカータイプの商品が扱いやすくおすすめです。
ウエスは使用しなくなったTシャツの端切れや不要な布等で代用可能です。
補修の手順
まずは、補修の手順についてご説明いたします。
- 1. タッチアップする箇所の汚れを払い落とす
- 2. タッチアップペンを用いて色を付ける
- 3. ウエスなどで拭き取り、色ムラをなくす
以上のような流れとなります。
どなたでも簡単に作業ができますので、お子さんやお孫さんと一緒にタッチアップを行ってみてはいかがでしょうか。
作業手順
最初に、乾いた布を使ってタッチアップする箇所の埃や汚れを払い落とします。
次に、チェアの場合は脚裏などの目立たない場所で色味の確認を行います。
使用するタッチアップペンの色味が、製品の色味と遜色ないようであれば傷部分に色を付けます。
複数色使い分ける場合は、薄い色味のものから濃い色味のものへと順番に塗るようにしてください。
色付け後は周囲の色味と比較するとやや濃い・薄い状態になりますので、ぼかすようにウエスで拭き取って色ムラをなくします。
少し時間をおいて、タッチアップした箇所の塗料が乾けば作業完了です。
タッチアップ前後の比較
補修前後の様子になります。
中央のへこみ部分は完全に修復することはできませんでしたが、左上の小傷やへこみ周辺の白くなってしまった傷は目立ちにくくなりました。
このように、小さな傷であればタッチアップを行うことで簡単に補修できます。
また、準備に必要なアイテムもタッチアップペンのみのため気軽に挑戦できるかと思いますので、ぜひご活用ください。
ウレタン塗装の選べる家具
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