「レザーを使用した家具のメンテナンスってどうすればいいの?」
独特な風合いや経年変化の楽しめるレザーのアイテムですが、そのメンテナンス方法はよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。
また、メンテナンスを怠ってしまうと、乾燥によるひび割れやシミ・汚れの沈着などの原因にもなります。
お気に入りの家具を綺麗に長くご使用いただくためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。
そこで今回は張地にレザー(本革)を使用したソファを使って、メンテナンス方法を実際の作業風景と共にご紹介します。
日常のお手入れ
綺麗なタオルで乾拭きをしたり、掃除機で埃やダニなどを除去してください。
レザーケアキットを使用したメンテナンス方法
弊社で展示品などのレザー製品をメンテナンスする際に使用するユニタス レザーケアキットを使用したメンテナンス方法をご紹介いたします。
ただし、こちらの製品は廃番商品となっていますので、メンテナンスの際には後継品の「レザーケアキットプラス」をお買い求めください。
【注意】
クリーナーの使用前に目立たない箇所でクリーナーをしみ込ませた布を数回擦って、布に色移りがないかを確認してください。
布に色が移る場合はレザー表面に傷やダメージを受けている恐れがあります。色落ちの原因になるため使用を避けてください。
STEP1
まずは、日常のお手入れと同様に掃除機などで埃を除去しておきます。
STEP2
よく振り混ぜたレザーソフトクリーナーを付属のスポンジにしみ込ませて、泡が十分に出るまでスポンジを揉みこみます。
【レザーソフトクリーナー】
水溶性のシミや、日常使用での汚れを除去する溶剤不使用の水性クリーナーです。嫌な生活臭やタバコの臭いを消臭する効果もあります。
STEP3
汚れている箇所を円を描くように泡で擦り洗いします。
泡がない状態で擦り続けるとレザー表面を傷つける恐れがあるので、必ず泡が発生している状態で優しく、汚れを浮かび上がらせるように洗ってください。
また、汚れの箇所のみを集中的に洗うと輪ジミが生じることがありますので、汚れている箇所の周囲から中心に向かって洗うようにしてください。
STEP4
浮かび上がった汚れを、乾く前に布で拭き取って自然乾燥させます。
STEP5
乾燥したら、よく振り混ぜたレザープロテクションクリームを付属のクロスや乾いたタオルに適量付けて全体に均一に塗布します。
表面が薄く濡れた感じになるように、細かい隙間などにも塗り残しがないようまんべんなく塗布してください。
【レザープロテクションクリーム】
レザーに必要な栄養を与えるとともに、レザーの内側に保護膜を形成して汚れを防ぎます。撥水撥油効果もあり、汚れが付着しにくくレザーが痛むのを抑えてくれます。
自然乾燥後はすぐに使用可能ですが、48時間後に100%の汚れ防止効果が発揮されます。
肌に直接触れる部分には乾燥後の2度塗りがより効果的です。
レザーケアキットを使用したメンテナンスは4~6ヶ月に1回の頻度で行っていただくのがおすすめです。
ソファなどの大きな製品の場合は多少時間がかかってしまいますが、綺麗に長くご使用いただくためにもケアキットなどを使用した定期的なメンテナンスにもぜひ挑戦してみてください。
【注意】
ユニタス レザーケアキットではレザーの種類により、使用可否が異なりますのでご注意ください。
牛革、馬革、羊革などのアニリン/セミアニリン/顔料仕上げへは使用可能です。
※エナメル仕上げなどの特殊仕上げは艶が抑えられるため注意が必要です。
※起毛素材や爬虫類革には使用は不可です。
※ヌメ革へのクリーナーの使用は不可です。
※オイルレザーにはオレオーザのメンテナンスキットのご使用をおすすめします。
合成皮革製品のお手入れ
合成皮革を使用した製品では、日常のお手入れは綺麗なタオルで乾拭きをしてください。
汚れがひどい場合は、固く絞ったタオルで拭き取ったり、ユニタス ホームケアクリーナーを吹き付けて汚れを除去します。
ホームケアクリーナーは汚れの箇所に直接吹きかけてください。
付属のマイクロファイバーまたは、乾いた綺麗なタオルで浮かび上がった汚れを拭き取ってください。
拭き取る際にはクリーナーが製品に残らないようご注意ください。
レザーの張地が選べる製品一例
大阪マルキン家具には、この他にも様々な家具の展示がございます。
どうぞお気軽にお問い合わせ、ご来店くださいませ。
家具やインテリアについての相談・ご来店予約などを受け付けております。
大阪マルキン家具では、「ご来店のご予約」を承っております。
また、「ZOOMなどによるオンライン相談」も可能です。
お電話でも承りますので、お気軽にお問合せください。
お問合せ先:06-6641-0467
営業時間:11:00~18:30(定休日:水曜日・木曜日)