10月22日 日曜 Shuichi Mizuta 作品展最終日、彼と私の対談形式でトークショーを開催しました。
作品展初日 スタッフの発案で おもしろそうと 急きょ決まったこの企画。
10-14日前の告知で、当日 台風で交通に支障がでるなか、25人前後の方々に
お集まりいただきました。
まさに 足元のお悪い中 ご参加いただき Mizuta氏、 スタッフ共々 感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
彼の絵を描き始めるきっかけ、過去の体験 から 彼の点描画の作品や
今回 初の試みの彼自身被写体になった写真の背景や説明 を聞かせてもらいました。
興味深かったのは 彼がつらかった、 人には隠したかった自分の過去の体験や弱点と思ってたところを
絵を描き 国内外で評価されるようになった昨今 受容し受け入れるようになったことでした。
・つらかった学生時代の体験があったからこそ イタリアに渡り、絵に出会い その思いが
作品となって昇華した。
・昔は嫌だった身体的特徴が今は 自分の特長として 人に楽しんでもらえ むしろ強みになっている。
そこに気づけた時 自分を認め 許せるようになった。そして人に言えるようになった。
(大阪人的にいえば ネタができた)
またつらい体験をしてきたからこそ、人の痛みや弱さに より気づき共感できる( 惻隠の情 )。
彼もまた 自分を認め 許せるようになった後、人の嫌なところや欠点を
認めれるようになったそうです。
「 泣いてパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない ゲーテ 」
そう考えると 自分の嫌なところ、弱点と思ってるところは 本当にそうなのでしょうか。
今春 社内で ストレングスリーダーシップ(強みを見出し活かす)研修を行った時
「成長するにつれて 人は本来の自分に近づく」
という言葉がありました。
彼の体験はまさに このことだと思います。
影に光があたり 欠けているところが満ちて 満月に向かう月 のように。
それは作品作りのため 自分を被写体にし スゴイ格好で北浜から中津まで歩いた時、
道行く人のナマの(本音の) さまざまな反応に遭い、確信したそうです。
いろんな反応があって当然で、それでいい。
人は自由に表現していいし、人と違ってていい。
それを受け入れる寛容さ、自分や他人、お互いを ゆるしあう寛容さが 大切だ
アートとインテリアについても お話ししました。
普段 私が感じていること 考えていることを 彼も感じていて、
それを 会場にいた皆さまとも 共有できて とてもうれしく思いました。
開始前は1人、始めた時も4人ほどしか参加者が居られなかったのですが、
話しているうちにどんどん人が増えてくれて・・
初めての対談でしたが 楽しかったこともあり、 予定時間を超過してしまいました。
皆さま あたたかく 聞きいってくれていて ありがたかったです。
終わった後は アートを鑑賞する人や エコ暖炉にあたる人、気になるソファを体感する人など
皆さん、アートとインテリアを 愛でていただきました。
インテリアショップならではの アート展、 今回も多くの人に ご来店いただき
たくさんの御縁をいただきました。
これからも おもしろい アートなイベントを開催していきます。
次回は12月2日 土曜 夕方 曽爾テラワキ氏を お招きして
暖炉のある部屋で音楽とお酒を愛でる会 「 響木 – Hibiki – 」
MUSICAL IMPROVSATION
を開催します。
今回のイベント中 私は海外に出張しており、トークショーの日も当日朝に帰国しました。
(台風の中 帰れてよかったです)
なので トークショーの準備、参加呼びかけなど 全てスタッフ達が段取りしてくれました。
ありがとう。
閉店後、 台風の中 シュウちゃんを交えて 近所の懇意にしてるビストロで
打ち上げしました。
充実した 楽しい一日がおわりました。
ビストロ スミレ
TEL : 06-6630-6750 水曜定休