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西山 猛郎先生の合気道・結び合宿 熊本阿蘇へ  1日目 熊本城観光

合気道、結びの師である西山さんに阿蘇での合宿を誘われ2年ぶり2度目の合宿に参加することに。
今回はアメリカから西山さんの友人師範が外人の門人を連れて一緒に稽古するという。
さらに合宿の前日 刀鍛冶や刀研ぎ師などを見学するツアーも組まれていてそれは朝9時熊本駅集合だった。
大阪からはその時間に間に合わなく、せっかくの機会なので 前後泊して4泊5日で行くことにした。

思えば研修等 準仕事以外で5日以上旅行に行くのは 社長になってから初めての気がする。。

初日は熊本市内、最終日は阿蘇近辺で予定を組むのを楽しんだ。
歴史好き 武将好きの私としては念願の熊本城へやっといける日がきた。どれくらい時間がかかるかわからないので、初日の予定は熊本城のみ。


飛行機で熊本に昼ごろつきランチを済ませ13時半ごろ熊本城へ。地震の復興がおくれ所々 石垣が崩れている。
奉行丸にある南門に着くと 巨大な鉄橋が見え驚愕した。しかも掲示板を見るに延伸工事をするらしい。。

大阪城天守閣横の外付エレベーターもそうだが なぜ景観を壊すことをするのだろう?鉄橋を歩く方が楽なのだろうか?不要なものをお金と労力を使って作る愚。観光価値も下がると思うのだが。。


鉄橋を使わず縄張りのとおりの道を歩こうとスタッフに声を掛けたら通行禁止だった。
誰も歩いてないので危惧していたが。 お城の楽しみの一つは当時を偲びながら縄張りのとおり歩いて体感することだがそれもできなかった。せっかくの巨大城郭なのに。
土砂が崩れるかもしれず危険という理由らしい。。鉄橋を作る手間と金があれば石垣などの修復を早くすればいいのに。
そして平日にもかかわらず 観光客でにぎわっていた。7割以上が外国人。態度の横柄な東アジアの人もいた。
以前インドのが世界遺産に観光に行ったとき列が自国人用と外国人用で分かれており、入場料もインド人は数百円、外国人は2千~4千円と区別していた。日本もそうすればいいのにといつも思う。
(日本の今の政府だと逆に日本人が高くとられそうでコワい・・)

本丸に着くと大きな銀杏の木があり しばしそこで佇んだ。神木らしい。


お城内は様々な展示がなされていて興味深かった。
お城周辺の治水工事(川の流れを変える)と城下町の拡大の図や、細川忠興考案の鎧兜の展示、
西南戦争の説明図や天守最上階の模型など あっという間に時が過ぎた。

1615~1643年頃の熊本城の図面 川の整備が終わった後

細川忠興が考案した鎧兜。当時流行したらしい。 右後ろにあるのは火縄銃。
自らの経験に基づいて鎧兜を軽量化し機能性を高めた実践的な甲冑。この形式は忠興の名をとって「三斎流」と
呼ばれ 甲冑の1つの手本とされた。
この甲冑を身に着けて出陣した関ケ原の戦いで忠興が戦功をあげたことから 細川家で大切にされ、歴代藩主の甲冑にも引き継がれた。

壁面に描かれた鎧兜の説明

熊本城の見事な石垣。 この石垣下の道を歩きたかった。。


帰りは違う道をと 北門に抜ける道に行くと 土日以外は通行不可だった。別のルートは危険なので通行不可。
仕方なく元来た道でもどった。

通行禁止のところが多く どうしようかと思いながら お城の周囲を歩いて 大きさを体感したいと思っていたので、二の丸へ向かい北上した。すると美術館があり、細川家のコレクションや現代美術、浮世絵など展示されてるらしい。時間もあるし300円ほどと安かったので行ってみることにした。

中の展示は圧巻だった。細川家は幽斎・忠興と続く教養ある文化人の家柄だったことを思いだした。

家紋入り等特別に作られた馬具

確かお姫様の輿入れにともない作られたお弁当箱?だったと思う

絵師に命じて領内の自然豊かな情景を数十mに及ぶ絵巻に表したものが展示されていた。この3枚の絵は球磨川沿いの風景画を描写した一部を撮影したもの。
領内で数十本の絵巻を作らせて 江戸の幕府に紹介したそうで全国で初の試みだったそう。

細川家のコレクションは膨大で今回展示していたのはほんの1部。年数回 展示物を替えても全貌は見えないほどあるらしい。

ユーモアのある浮世絵

達磨大師と戯れる遊女の絵

ルノワールの名作が展示されてる! 戦前から展示がされていたらしい。
他にも地元の画家(下の絵画)に交じって 西欧の有名画家の作品が展示されていてスゴイと思った。

熊本県下?の高校生の優秀作品も展示されていた。いくつかのテーマに沿った様々な作品があり適度に楽しんだが、正統派絵画の最優秀の作品は素晴らしかった。

                    左:栄華之夢   右:夏の記録

特に左の「栄華之夢」 にはとても魅了された。その時の心情(私の状況)とも相まって

こちらは好きな本を自分なりに映像化した作品
どちらも太宰治の小説を表しており 左が「津軽」  右が「斜陽」

地下には九州で発掘されたフレスコ画や古墳内の装飾のレプリカが飾られるブースがあった。

熊本県立美術館本館 外観 熊本城2の丸内にあり とてもおススメ

閉館時間の17時になりお礼を言って退出した。
外は雨だった。そのまま北、そして東に向かうと加藤神社に行く道が現れた。
神社はもういいかなと思いながらその道に惹かれて行った。
そこから見える熊本城もまた良かった。宇土櫓が修復中なのが残念だった。


そのまま坂を下り 南に歩いて市役所前で路面電車に乗って駅前のホテルへ。傘を借りて近くの居酒屋へ。
歩き疲れたが良い一日だった。
ホテルで呼んだマッサージもとても上手で疲れがとれた。

ランチは駅前は混むし 市役所近くがお勧めと聞き 教えてもらったお店へ向かったが20分待ち。
適度にお城に向かう方向で探して入ってみると いい感じの洋食屋さんに出会えた。
ランチが美味しかったので 勧められたピーチのデザートも注文した。
機会があればまた訪れたい。

雑居ビルの2階にある 「ケルンよしもと」老舗のようでけっこうにぎわっていた。











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