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面接をして思うこと

今春 当店の募集に応募してくれた50代女性と面接した。
コロナ前から他のインテリアショップで働いた経験があるとのことだった。

元々 私は型やぶりというか独特な面接をしてるとは思うが 去年ぐらいからより自由に本音で話すようになった。(相手は選んでいる)

今回は不採用にしたのだが、途中からけっこう本音で話をしてくれ突っ込んだ話をしたので、普段は人事担当者からメールで連絡をするところ 私が直接メールをした。

その後 彼女から返信がきた。
「平素より大変お世話になっております。
先日は、面会の機会をくださり誠にありがとうございました。

お忙しい中、金谷社長直々に面接のお返事をいただきありがとうございます。
大変残念ではありますが、真摯に受けとめ、次の就職活動に生かしたいと思います。

面接の時に、金谷社長から質問の受け答えについてアドバイスいただいた事は、
私の癖です。接客でも気をつけないといけないところなので、
言っていただいて、改めて猛省しました。
初対面の私に、貴重なお話をしてくださり、たくさんのアドバイスをいただき
また、メールでもご丁寧に説明してくださったことは、感謝でしかありません。
家具の販売は本当に素敵なお仕事だと思っています。
頑張って次の会社を探したいと思います。

最後になりましたが、貴社のますますのご発展をお祈りしております。」

返事が来るとは思ってなかったので、読んであたたかい気持ちになった。
本音で本気で 接していてよかった。
近年の日本社会では 事なかれや回りくどい言い回しが横行しているように思う。クレームにならないようにと仕方のないことかもしれないが、私的にはもういいかなと思ったので、本来あるべきやり方を通すことにしている。

私のメール
「おはようございます。店主 金谷です。
先日は面接ありがとうございました。
有意義な時間でした。

スタッフとも相談したのですが、今回は採用見送らせてもらいます。
手前味噌ですが 当店 難度の高い商品の取り扱い&接客をしているので、かなり大変だと思います。

お人柄は良いのと ××のことで思ったように話せなかったようなのでもう一度 とも思いましたが、それも自然の流れだったのでしょうし、素のAさんがみれたのでこれでよかったと、決断しました。

前職の先輩とのお話で 「自分も気を付けないといけない」と反省されていたことについて、
話を聴く限りでは あまりご自身を責めないほうがいいのかなと思いました。

いつもはスタッフから連絡するのですが、Aさんには 私から直接連絡したいと思い直接メールしました。そのため 連絡は遅くなりましたこと ご了承ください。

早く就職したいとは思いますが Aさんが感覚的に働きやすい・楽しい と思える職場を吟味するのが大切です。
就職したいお店にいってスタッフさんらの対応や雰囲気を感じることはご自身のためにもした方がいいです。
Aさんが ご自身に合った会社に就職されることを願っています。」


面接も一期一会。
せっかく時間を共有するのだからお互い実りのある時間になればと願い、のぞんでいる。

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