京都駅前のTHE THOUSAND KYOTO HOTEL 1階で催されている松岡勇樹くんの個展を10/22(月)観に行った。
朝から家具の配達があり、帰社後 仕事を足早に済ませ 彼と待ち合わせている15時目指して京都へ。
ホテルに入ってロビーに行く途中の一画に展示されている。
ギャラリー内にて松岡くんに作品や絵具について話を聴いた。

入手が難しくなっている昔ながらの絵具。
代替品(粗悪品)が出回り、絵具を作れる職人さんが激減しているらしい。
良い作品作りのためにそれらを使うことや その絵具や紙などのメーカー名を発信することで認知度や使う人が広がるよう試みている彼にとても共感した。

「流転」と松岡くん
大学時の修了制作「流転」には強いエネルギーを感じ引き込まれた。
実際膨大な時間と労力が費やされていた。
狩野派などの障屏画に注目したこの作風に、右手が回復してきたのでそろそろ取り組めると聞いた時はうれしかった。



数点購入しているモノクロームの点描画にあわい色と光をまといはじめた新作が5点ほど展示されている。展示されてる壁に合わせて背景の素材を変えたりと配慮されてるのもさすがだと思う。


昔ながらの本物の絵具が手に入らなくなるなど裏で支えておられる職人さんの枯渇は心配だが、そういった意味でも日本的なアートを愛でる人が、そして本物がわかるアーテイストが増えてほしいと願う。


ひとつのはじまりから 松岡勇樹
場所:THE THOUSAND KYOTO HOTEL 1F Art Gallery
会期:2025年10月7日~11月9日まで




