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松岡勇樹さんとの出会いと彼の絵画の展示

3月初め 友人の勧めで京都アーティストフェアを訪れた。
出展しているアーティスト YOTTAさんにアテンドしてもらい まず京都国立博物館へ。
様々なおもしろい作品を素通りしながら、2人の作家さんの作品に惹かれた。
特に松岡勇樹さんの作品は 何か迫ってくるものがありそこから動きたくなくなった。
話を聴いてみると日本的なもの、狩野派、タイトルの「はじまりもおわりもない」などの言葉が飛び、さらに魅了された。他にも作品を持参してると聞いて持ってきてもらい、気に入った作品を2点選んで購入した。
決済後さらに話してると、不意に涙が出そうになった。身体が反応し 喜んでいたのかな。
その後、清水寺へ。
夕方から京都での仕事のアポを入れていたので、清水寺の建物内外にある作品を駆け足でみたが、渋滞などもあり最後の会場は時間切れで観れなかったが、
思いもかけず 購入する作品・作家さんに出会えて とても有意義な一日だった。今年に入って自分の感性と繋がってる感が高まってるせいか、良いものがとびこんでくる感じがするし 好きかそうでないかがはっきりわかる。

YOTTAこけし 清水寺YOTTA作 巨大コケシが清水寺でお出迎え。

ツバキさん作品清水寺 主催者 ツバキさんの作品。手水の先にある小さいトンボ 。
調和と茶目っ気 このバランス感がとても好き。

松岡さんが 自身で作品を マルキン家具に持参したいと言ってくれて、3月末 再会をはたした。
約束した日は午後から外出の用事が入り リノベーションの現場での課題対処に焦りつつ、ランチを共にし彼との会話を楽しんだ。
彼は過去の美術品・作品を通じて作家と語ってる、作家の人生を体感しているそうで そういう楽しみ方もあるのかと気づかされた。
2時間ほどの滞在だったが至福の時間だった。

松岡勇樹と店主金谷 マルキン家具店内にて
2つの作品を自宅とショップに一点ずつ飾った。
自宅はすぐ飾る場所が決まった。私が食卓から目に入る場所で リビングに何か飾るならここと 以前から決めていた。
妻も作品を気に入り喜んでくれ、家に帰ると、そして 何かあるたびに眺めている。

私にとって黒い炎 最近は青と白い炎のイメージ。

松岡勇樹 作品

会社の方は 場所がなかなか決めれなかった。いつも眺めたいと一階にこだわったのがまずかった。
先日 2階のしかるべきところに決めて飾るとしっくり落ち着いた。

松岡勇樹作品 マルキン家具2f
彼は和紙や額、墨・顔料にもこだわっていて そういう話を聞くのも楽しい。

タイトル「はじまりもおわりもない」

彼の内面の苦しみ、日本の歴史文化・伝統を背負い革新していく覚悟と心意気 それらが感じられて、
己と直面すると言うか 内面に迫ってきたのかと思った。

なぜ豚革に描いてるのか尋ねたところ「入院中 医療に消費される豚を自覚した」ような理由だったのも興味がひかれた。
「人間として生きるか 現世の家畜となるのか / 執行草舟」

 

松岡勇樹 作品

去年後半から もっと自由に 己の自己表現の場としてのショップ を意識した。
小さいショップのセレクトは 店主のこだわり・趣味が加味される。
売れること、役立つことは当然だが 「こんなおもしろいものがある!」というのを紹介したいという想いが強く
10年以上かけて 個性的なショップと言われるようになってきたが さらに枠を外すことに決めた。

元々アートの展示がそこそこあるけど
今後はこのように自分が美しいと思う作品など(非売品)も展示し紹介していこう。

◆京都アーティストフェアHP 松岡勇樹 作品紹介

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