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うさぎの突然の死と船越友理奈さんに描いてもらった絵

去年 SENSO de VITA / マルキン家具 に猫の作品を展示したご縁で、
作家 船越友理奈さんに 飼っているウサギの絵を依頼、7月末 我が家に届きました。

大きい方が 母ウサギのきなこ、小さい方が 娘のあんこ。

母うさぎ:きなこ

娘うさぎ:あんこ



残念ながら今年一月にトンビ?に殺されて遺影のようになってしまいましたが、
すばらしい絵に家族皆 大喜び。

予定していたリビングの壁に飾ると 思ったとおりいい感じです。
朝起きたら つい2羽の絵に「おはよう」と挨拶してしまう。

船越さん ステキな絵をありがとう。


1年前の11月に友人に頼まれて飼うことになった母娘のウサギ。
来た時は母ウサギ/きなこ は老衰からか動きがにぶく、娘/あんこ がリーダーシップを取っていた。

1月から庭に放しだした。
ロープももらったが 嫌がってるし違うような気がしてしなかった。
夕方帰ってくるか心配だったが帰ってきていた。
しばらくしてからきなこ に力が戻ってきたようで2月には立場が逆転、リーダーに返り咲いていた。

そして敏捷で自由に動きたがるあんこ が ある日から夕方 家に帰らなくなり 外で寝るように。
最初の日は心配したが 自分で選んでるので死んでも仕方ないかと腹をくくった。
翌朝普通にご飯に戻ってきて、それが繰り返されたので安心するようになった。

キナコはその時々で、夏の暑い日は必ず部屋にもどり 扇風機が当たる場所で寝ていた。
あんこは暑い日も寒い日も それ以来ずっと外で夜を過ごしていた。
冬になると きなこも意を決したように常に外。
二羽で寄り添って寝てるのだろう。
寒い日は心配だったが 夕方 部屋でご飯を食べた後 庭へ出て行きもどってこないので、無事を祈るだけだった。

朝になると掃き出し窓に姿を見せ 中に入れて(ご飯がほしい)と合図して 開けると喜んで入ってくるのが愛らしかった。
きなこは私とつながっていて 私が夜帰宅すると 庭の玄関近くで待っててくれたり、呼ぶとたまに来てくれたりじゃれたりしていた。
あんこは少し離れてみている。ちょっかいはかけてくるがさわられるのが嫌みたい。

母うさぎ:きなこ

娘うさぎ:あんこ

今年の1月 出張で宿に着いたときに妻から電話があり、異変を知った。 
朝 ご飯を食べに来ないなと不審に思いながら 朝から子供と出かけ 夕方帰ってすぐ庭を探すと 骸になったあんこを塀のそばで発見、近くの縁の下に血痕があるが きなこが居ない と連絡があった。
しばらくして物置小屋の下で冷たくなったきなこが見つかった。
妻は自分のことのように嘆き悲しんでいた。

私は独り温泉に浸かりながら死を悼もうと思ったが 怒りで悲しみを感じないようにし冷静を保っている己を自覚した。防衛本能が働いていた。
そして どこかで覚悟はしていたので諦念があった。
翌朝 目的地まで車を走らせていると じわじわと悲しみがあふれて 涙がでた。

この日の夜 伊丹空港にもどりそのまま大阪に泊まる予定だったが 篠山の自宅に帰ることになった。
空港から大阪の家に行き 車を走らせ11時ごろ帰宅。長女も起きていた。
ぬいぐるみのように愛らしい、そして悲惨な亡骸になった2羽と対面した。涙があふれた。
翌朝 皆で裏の畑の端に埋めて弔った。

死が終わりではない。
魂は永遠で肉体は乗り物(借り物)のようなものだから、彼女らの魂はまた別の動物へ生まれ変わる。
そして死んだ肉体は朽ちて土に還り、他者の養分になる。そうやって万物は循環していく。

そんなことを子供たちに話した。
次女は庭の花を摘んで 盛り上がった土の上に飾っていた。
長女はショックを受けていた。次女も彼女なりに。
二人とも殺された死骸を発見した時はつらかったと思う。でも生き物はいつか死ぬ。そして死は突然に来る。
ショッキングで悲しい出来事だけど、子供たちが死を身近なものとしてリアルに直面できたことはよかった。



最初は獣かと考えていたが 一撃でやられてた傷口からみて鳥、カラスかトンビ。殺してから食べずに逃げてるのをみると トンビかなと妻と推測した。一撃だったため 比較的きれいな骸で良かったと思う。

ウサギたちが我が家にきて1年少し。
そこそこ広い庭で好きなように過ごし、キナコは主導権を取り戻すほど復活し、アンコは自由を謳歌していた。
この最後の1年、確実に2羽は今までより活き活きと暮らしていた。

長く生きるより いかに生きたか。 ウサギも人間も同じだと思う。
殺されたのは自然の摂理。彼女らも怖かったし痛かっただろうが、生きている実感があったと思う。
(家畜でなく)
自分たちで選んだ結果なので、私も含め 後悔はないだろう。(安心・安全より 自由に庭で過ごすのを)

子供たちも死を身近なものに感じたと思う。命は儚い。だから毎日を真剣に生きる。
次の日にやることを持ち越さず やりきる。一期一会、今ここに集中する。

悲しんでる妻とそう話し合った。自分への自戒もこめて。

娘うさぎ:あんこ


朝 出かける前、部屋でキナコとじゃれてると アンコが指をかるく嚙んできた。「噛んだらあかんよ」というと、今度は寝転んでる私の腕を噛んだり乗ったりしてじゃれてきた。珍しいなと思いながら アンコとも距離が近くなったと喜んだ。それが2羽との最期になった。

きなこ、あんこ 家に来てくれてありがとう



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